有給休暇とは?
有給休暇(年次有給休暇)とは、アルバイトを含むすべての労働者に与えられる、給料が出るお休みのことです。
使ったことがない人でも、聞いたことはあるのではないでしょうか?
労働基準法で定められていて、条件を満たしていれば必ずもらます。
働いて半年で初めて発生し、そこからさらに一年ごとに発生していきます。
また、もらえる日数は週に何日、もしくは一年で年に何日働いているかで人によって変わってきます。
有給一日で何時間分の給料が出るのかは、働いている時間の平均によって変わってきます。
さらに、勤続年数が増えるたびに、その年でもらえる有給の数も増えていきます。
例えば、一日4時間を週4回働いた場合だと、働いてから半年で有給は7日分、つまり、「一日4時間分の給料が出る上で休むことが出来る日が7日もらえる」ということになります。
有給は発生から2年で使わなければ0になってしまうので、働き出してから2年半後には、上記の例でいうと、発生した7日分が0になってしまいます。
パートやアルバイトは週によって入る日が多かったり少なかったりしますが、それでも一年間の日数に当てはめて計算することが出来ます。
下の表を見て、自分がどれくらいもらえそうか、見てみて下さい。
赤字がもらえる日数です。
| 週の 労働日数 |
1年間の 労働日数 |
働き出してからの継続勤務期間(年) | ||||||
| 0.5 | 1.5 | 2.5 | 3.5 | 4.5 | 5.5 | 6,5 | ||
| 4日 | 169~216日 | 7 | 8 | 9 | 10 | 12 | 13 | 15 |
| 3日 | 121~168日 | 5 | 6 | 6 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 2日 | 73~120日 | 3 | 4 | 4 | 5 | 6 | 6 | 7 |
| 1日 | 48~72日 | 1 | 2 | 2 | 2 | 3 | 3 | 3 |
ちなみに、アルバイトで週5日以上、一年間の労働日数が217日以上の方はさらにもらえる日数が増えます。
その場合は以下になります。
| 働き出してからの勤続期間 | もらえる休みの日数 |
| 6か月 | 10日 |
| 1年6ヶ月 | 11日 |
| 2年6ヵ月 | 12日 |
| 3年6ヵ月 | 14日 |
| 4年6ヵ月 | 16日 |
| 5年6ヵ月 | 18日 |
| 6年6ヵ月以上 | 20日 |
有給はいつでも使える
有給は取得した日からすぐに使えます。
会社側に「いつに使います。」と言っておくだけで原則使うことが出来ます。
もちろん、あらかじめ早めに使うことを言っておいた方が会社側も助かりますし、今有給が何日発生しているのかを会社側も計算する必要がありますから、前もって使いたい旨を伝えておきましょう。
ただ、有給はアルバイトにも与えられた当然の権利なので、使うに当たって全く臆することはありません。
有給は使っていない人が多い
有給とは、なんともうれしい制度ですが、実際に使っているアルバイトの人はそう多くないかもしれません。
そもそも有給という制度自体をよく分かっていなかったり、会社側が有給が使えることを言ってこなかったりします。
日本は社員も含め、有給の取得率が他の国に比べて極端に低いので、会社によっては、社員すらあまり使っていないのに、アルバイトの自分がいいのか?と雰囲気的に使いづらいかもしれません。
事実、私が今までアルバイトした所で、「有給が発生してますけど使いますか?」と言ってきた会社はただの一つもありませんでした。
自分もよく有給について分かっていなかったので、大して疑問にも思いませんでした。
もちろん短期のアルバイトなどで有給が発生していない場合もありますが、それでも、積極的に有給について教えてくれたところはありません。
ひどい話ですが、よっぽど良心的でない限り、会社側から教えてくれることはないと思った方が良いでしょう。
本来であれば、有給などを使わせた方が逆にアルバイトのモチベーションが上がると思うのですが、そこは何も言わないということで、暗に使わせないようにしているのでしょう。
自分に説明がなくても、自分と同じ職場で有給を使って休んでいるアルバイトの人もいたので、そこではこっちから言えば使わせてくれるという感じでした。
有給は0になる前に使いたい
初めて有給が発生してから二年、つまり二年半で最初に発生した有給が全て0に消化されてしまいますので、長期で働いている人は注意が必要です。
もちろん、その二年で新たに有給が発生しているはずですから、使える有給自体は0にはなりませんが、それでも最初に発生した有給が全く使わずになくなるというのは、なんとも損をした気分になります。
有給が発生しては0になり、を繰り返しているにもかかわらず、何もこちらに言ってこない、というのが多くの会社で普通にまかり通っています。
振り返ると腹立たしい限りですが、これから悔しい思いをしないためにも、毎月の労働時間を手帳にメモしたりして有給が何日発生しているのか計算し、勝手に消化される前に全て使い切れるように計画していきましょう。
実際にどうすればいいのか?
採用が決まってから最初に賃金の説明などを受けている時に、もし説明がないのであれば「有給ってどう申請すればいいですか?」とさらって聞いておきましょう。
もし聞けなかったりして、有給について何も説明を受けていないのであれば、バイトの先輩にまず聞いてみましょう。
仮に他のバイトの人たちが有給を取っていなかったとしても、有給を取ることはもちろん出来ます。
職場の有給取得の状況を軽く確認してから、明らかに日数的にも有給がいくらか発生していると分かれば、信頼がおけるであろう社員に「いついつに何日使いたい」と伝えましょう。
伺う感じで恐る恐る聞くと、良いように丸め込まれる可能性もあるので、堂々と当たり前のように、しれっとして言ってみましょう。
シフト制であれば、前月の中旬くらいには来月のシフトを作ると思うので、シフト希望の提出に合わせて来月有給を何日使いたいかを伝えるといいと思います。
もし有給を使いづらい雰囲気だったら
もし、他のバイトが有給を誰も使っていなかったり、会社の雰囲気的に言い出しづらいのであれば、同じ思いを抱えるバイト同士で相談するのも手です。
まずは、当たり前のように「有給いくら付いてますか?来月使いますね。」と会社側に言ってみて様子を見ましょう。
そこで、使えないなど、ネガティブなことを言ってくるようなら問題です。
法律によって定められていて、会社が拒むことは出来ませんので、有給をもしもらえないようであれば、面倒ではありますが、労働基準局に電話して相談することも出来ます。
気持ちよく働くことが目的なので、もし会社も有給をくれるのを拒み、変な雰囲気になってトラブルになりそうなら、労働基準局に連絡した上で、スパッとやめてしまうのがいいかもしれません。
会社と徹底的に戦うという強い意志を持ってのぞむのなら別ですが、中途半端にやりあって働きづらくなるのであれば、大事な時間が無駄になってしまいます。
アルバイトですし、目的は働くことですから、会社側が不穏な動きをするようならすぐに離れましょう。
そういう会社は他にも世間に公に出来ないことを裏でやっている可能性があるので、要注意です。
必要以上にネガティブになる必要はありませんが、有給をもらったことのない方は、まずは同僚や先輩に有給について聞いてみましょう。


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